あおえ動物病院

2014年3月28日に、岡山県岡山市北区青江に新規開院した動物病院のブログです。

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縫合糸について

今日も猫ちゃんの避妊手術をさせて頂きました。



なので、ちょっと避妊手術について、つっこんだ話をしたいと思います。



当院では卵巣子宮摘出術といって、卵巣と子宮両方を取り出す手術をしております。



病院によっては卵巣だけ取り出す手術をするところもあります。



今の所、避妊手術のメリットである、病気の予防(乳腺腫瘍の発生率の低下、子宮蓄膿症の予防)などで、特にどちらの方が優れているというデータはないので、どちらの術式を選ぶかは獣医師の好みで分かれるのかなと思います。



あとは手術に使う糸の話です。



縫合糸には大きく、生体内で溶ける糸(吸収性縫合糸)溶けない糸(非吸収性縫合糸)があります。



吸収性縫合糸には、天然の材料である腸を使ったカットグット、合成材料であるポリグリコール酸(商品名デキソン、ケイセイボンデック、オペポリックス)、ポリグラクチン(商品名バイクリル)、ポリグリコネート(商品名マキソン)、ポリジオキサノン(商品名PDS) などがあります。



非吸収性縫合糸には、天然材料である絹糸、合成材料であるナイロン(編み糸と単繊維がある)、ポリプロピレン(単繊維のみ)、ポリエチレン(編み糸) があります。



たくさんあってややこしいと思いますが、要は、糸にはそれぞれいろいろな特徴(結び目の安定性、吸収糸の場合は生体内で解けて吸収されるまでの時間の長短など)があり、目的に応じて使い分けているということです。



そして当院の避妊手術では、自分の好みもありますが、血管の結紮や筋肉、皮下の縫合には、3週間は十分な強度を保有して、10週間で完全に吸収されるポリグリコール酸を使用しています。



糸は生体内では異物ですから、最終的にはなくなって欲しいと思うからです。



もちろん、糸の選択は、手術手技以上に獣医師によって千差万別ですので、これが絶対にいいというものではありません。



ただ、絹糸とカットグットだけは、安価なのですが、生体の異物反応を起こしやすいことがわかっているので、使いたくないですね。。。



去勢、避妊手術は、動物病院ではよくやられる手術ですが、飼い主さんにとっては、かけがえのない家族に対して施される手術ですので、縫合糸1つとっても慎重に選ぶ必要があると思っています。






追記

20140521_171953.jpg

飼い主さんから写メ頂きました!



避妊手術後の面会時の写真です。



術後も問題なく、無事退院できました。

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*** COMMENT ***

ありがとうございました(*^^*)

今日はマスクの手術ありがとうございました。
先生のところに通わせて頂きマリーちゃんと2匹避妊手術お世話になりました。
先生は丁寧に説明してくださいますし、術後面会も快くさせてさくださり安心させて頂けました。
うちの20匹の猫たちこれからもよろしくお願いします。

NO TITLE

ひ〜ちゃん様

コメントありがとうございます。
マスクちゃんも問題なく、無事退院できてよかったです。
20匹も飼われるのは予防治療だけでも大変だと思いますが、1匹1匹しっかりと診させていただきたいと思います。
こちらこそこれからもよろしくお願いします。

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