犬の歯槽膿漏について
[No.49] 2014/04/18 (Fri) 22:16
先日、M.ダックスのコが目の下から膿が出ているという症状で来院されました。
よく見てみると、重度の歯石がついており、それが原因で、歯の根元が膿んでしまっている状態でした。
実は犬はヒトと比べて非常に歯石が付きやすく、歯石はばい菌の塊ですので、放置しておくと、歯周病になってしまいます。
軽度の場合は、歯石を取る処置で良化しますが、今回のように、根元が膿んでいる場合は、抜歯が必要になります。
そして、犬の抜歯にはどうしても全身麻酔が必要になります。
このコは13歳と高齢でしたので、麻酔のリスクの不安もありました。
まずは、血液検査、レントゲン検査で内蔵の異常がないことを確認し、その上で、飼い主さんと相談した結果、全身麻酔下の抜歯処置を希望されました。
全身麻酔下での写真。

上顎の一番太い歯(第四前臼歯)に重度の歯石と、歯根膿瘍によって、皮膚に穴が空いていました。
一番太い歯は、根元もしっかりしているので、抜歯もかなり大変です。
根気強く丁寧に抜歯を行い、他の歯の歯石取りも行いました。
処置後。

だいぶ綺麗になりました。
反対の歯も同様に。。。
これぐらいだったものが。。。

これだけキレイになりました。

麻酔から覚めた頃。

お疲れ様でした。
念のため3日後に傷口を確認させてもらったのですが、ほぼわからないくらいきれいになっていました。

治って本当によかったです。
ただ、このまま何もしないでおくと、また1年後には歯石がだいぶついてしまうため、今後は歯磨きを少しずつでもしていく必要がありますね。
よく見てみると、重度の歯石がついており、それが原因で、歯の根元が膿んでしまっている状態でした。
実は犬はヒトと比べて非常に歯石が付きやすく、歯石はばい菌の塊ですので、放置しておくと、歯周病になってしまいます。
軽度の場合は、歯石を取る処置で良化しますが、今回のように、根元が膿んでいる場合は、抜歯が必要になります。
そして、犬の抜歯にはどうしても全身麻酔が必要になります。
このコは13歳と高齢でしたので、麻酔のリスクの不安もありました。
まずは、血液検査、レントゲン検査で内蔵の異常がないことを確認し、その上で、飼い主さんと相談した結果、全身麻酔下の抜歯処置を希望されました。
全身麻酔下での写真。

上顎の一番太い歯(第四前臼歯)に重度の歯石と、歯根膿瘍によって、皮膚に穴が空いていました。
一番太い歯は、根元もしっかりしているので、抜歯もかなり大変です。
根気強く丁寧に抜歯を行い、他の歯の歯石取りも行いました。
処置後。

だいぶ綺麗になりました。
反対の歯も同様に。。。
これぐらいだったものが。。。

これだけキレイになりました。

麻酔から覚めた頃。

お疲れ様でした。
念のため3日後に傷口を確認させてもらったのですが、ほぼわからないくらいきれいになっていました。

治って本当によかったです。
ただ、このまま何もしないでおくと、また1年後には歯石がだいぶついてしまうため、今後は歯磨きを少しずつでもしていく必要がありますね。
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