二度ある事は。。。
[No.292] 2015/03/23 (Mon) 23:34
さて、今回は8歳のミニチュアシュナウザーのコのお話です。
実は正月に初来院されたコなのですが、その時は乳腺腫瘍が1カ所見つかったとの主訴でした。
しこりの大きさがそれほど大きくなかったことと、同時に来られたもう1頭の同居犬のコの方が重症でしたので、そちらの方の治療を優先してあげたほうがよいと言う事になり、ひとまず手術は保留となっておりました。
それから2か月程して、元気食欲がなくなり、吐いたとのことで来院されました。
整腸剤の治療で良化しなかったので、エコーで調べてみると。。。
子宮蓄膿症でした。
なので、手術をさせていただくことになりました。
手術は無事終わり、気になっていた乳腺腫瘍も同時に摘出させていただきました。
取った卵巣と子宮がこちら。

一緒に取った乳腺腫瘍。

子宮が膿でパンパンになっているのはもちろんですが、今回は卵巣も嚢胞状に膨らんでいました。
ちなみに同じくらいの体格のコの正常な卵巣と子宮はこのくらいの大きさです。

全然違いますね。
悪性のものではないかどうか病理検査に出して調べたところ、良性の嚢胞という結果でした。

本当に良かったです。
ちなみに術後の傷口はこんな感じです。

少し皮膚が内出血して痛々しいですが、3日間の入院治療も乗り越えてくれて、無事退院となりました。
お疲れさまでした。

今回で合計3件の子宮蓄膿症のコを紹介しましたが、当院のような小さい動物病院でもこれだけ見つかるのですから、避妊していないコはとてもなりやすい病気であることが伺えます。
避妊していないコは、急に飲水量が増えたり、不定期に発情出血が起きたりしていないかどうか、気をつけて見てあげてくださいね。
実は正月に初来院されたコなのですが、その時は乳腺腫瘍が1カ所見つかったとの主訴でした。
しこりの大きさがそれほど大きくなかったことと、同時に来られたもう1頭の同居犬のコの方が重症でしたので、そちらの方の治療を優先してあげたほうがよいと言う事になり、ひとまず手術は保留となっておりました。
それから2か月程して、元気食欲がなくなり、吐いたとのことで来院されました。
整腸剤の治療で良化しなかったので、エコーで調べてみると。。。
子宮蓄膿症でした。
なので、手術をさせていただくことになりました。
手術は無事終わり、気になっていた乳腺腫瘍も同時に摘出させていただきました。
取った卵巣と子宮がこちら。

一緒に取った乳腺腫瘍。

子宮が膿でパンパンになっているのはもちろんですが、今回は卵巣も嚢胞状に膨らんでいました。
ちなみに同じくらいの体格のコの正常な卵巣と子宮はこのくらいの大きさです。

全然違いますね。
悪性のものではないかどうか病理検査に出して調べたところ、良性の嚢胞という結果でした。

本当に良かったです。
ちなみに術後の傷口はこんな感じです。

少し皮膚が内出血して痛々しいですが、3日間の入院治療も乗り越えてくれて、無事退院となりました。
お疲れさまでした。

今回で合計3件の子宮蓄膿症のコを紹介しましたが、当院のような小さい動物病院でもこれだけ見つかるのですから、避妊していないコはとてもなりやすい病気であることが伺えます。
避妊していないコは、急に飲水量が増えたり、不定期に発情出血が起きたりしていないかどうか、気をつけて見てあげてくださいね。
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