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あおえ動物病院

2014年3月28日に、岡山県岡山市北区青江に新規開院した動物病院のブログです。

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忘れた頃にやってくるものは

最近は暇な穏やかな時間が流れており、昨日の午後はゆっくりと休むことができました。



久々に息子と戯れることもでき、SAN値を回復したところで、今朝はチョコレートを誤飲してしまったワンちゃんを診させて頂きました。。。



前回のブログを読んでいて欲しかった(泣)



幸いすぐに連れて来て頂き、催吐処置をさせていただいたので、大事には至りませんでした。



誤飲はさせないことが一番ですが、もし万が一誤飲に気付いたら、すぐに病院に連絡し、指示を仰いでくださいね。



さて、そろそろ本題に入りたいと思います。



11歳のジャックラッセルテリアのコのお話です。



最初、耳に出来たしこりを主訴に来院されました。



そのしこりは、針吸引による細胞診で異常な細胞が認められなかったため、様子をみることにしたのですが、3日後にまた来院されました。



実は、最初に来られたときから下痢をしていたらしく、なかなか治らないとのこと。



そして、最近になってまた生理が始まったと言われました。



うーん、これは、、、と思い、エコー検査をさせていただくと、子宮蓄膿症になっていることが判明しました。



なので、その日のうちに手術をさせていただき、無事に乗り切ってくれました。



手術直後の様子。

IMG_2007.jpg

本当に頑張ってくれました。



摘出した子宮がこちら。



IMG_2005.jpg


IMG_2008.jpg



たくさんの膿がたまっておりました。



ただ、このコの場合、気がかりなことがありました。



それは手術中、ずっと徐脈(心拍数が低い状態)が続いていたのです。



普通、麻酔をかけると徐脈になることはよくあることなのですが、そういったときはアトロピンを投与すると、心拍数は上昇します。



ただ、このコの心拍数は全くアトロピンに反応しませんでした。



なので、もしかしたら、子宮蓄膿症以外の病気が隠れていて、思っている以上に状態が悪いかもしれないと、心配していたのですが、、、



そんな心配をよそに、手術後も次の日には食欲旺盛で、3日間の入院後、無事退院となりました。



高齢で、麻酔時アトロピンに反応が乏しい徐脈が起こる疾患として、甲状腺機能低下症を疑い、念のため甲状腺ホルモンを測ったのですが、正常値で問題ありませんでした。



IMG_2043.jpg



1週間後、抜糸で来院されたのですが、元気いっぱいな様子でした。



本当に良かったと思います。



もしも僕が「神の眼」を持っていたら、最初に来院された時点で子宮蓄膿症が見抜けたのかもしれませんが、まだまだ若輩者でそこまでの域には達していないので、些細なことでも何か気になることがあれば、遠慮せずにおっしゃっていただけたら嬉しく思います。
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