犬の膀胱結石について
[No.283] 2015/01/29 (Thu) 23:47
今回は犬の膀胱結石のお話です。
ミニチュアシュナウザーの5歳の女のコで、最初、皮膚病を主訴に来院されました。
その時に、膀胱に石があるとのお話を受け、レントゲンを撮影させていただいた所、膀胱内に大量の結石が存在しているのが確認できました。

処方食による治療をすでにされていたのですが、頻尿が続いているとのことで、手術を検討されておりましたので、当院でもこの結石の量であれば手術をしてあげたほうがよいとお話しして、その日は皮膚病のお薬を処方し、手術の相談をしていただくようにしました。
その数日後、元気がなくなったとのことで再来院されました。
幸い食欲はあり、血液検査も大きな問題はなく、尿は頻尿で血尿でしたが、詰まっていることはなく、きちんと出ておりましたので、まずは点滴で全身状態を良くしてから手術を行うことにさせていただきました。
手術時の様子。

先ず膀胱を腹腔外に取り出し、お腹の中が汚染されないように、ガーゼで膀胱を取り囲んでいます。
その後、膀胱を切開し、たまっていた石を丁寧に取り出しました。

細かい石もたくさんあったので、スプーン状のへらで少しずつ取り出していきました。

その後、膀胱を洗浄し、吸収糸にて縫合しました。

その後、飼い主様の希望もあり、同時に避妊手術もさせていただきました。
摘出した結石はこちら。

手術後のレントゲン写真。

キレイに結石がなくなっていることが確認できました。
手術した次の日から頻尿、血尿がなくなり、順調に回復してくれましたので、3日後退院となりました。

お疲れ様でした。
そして、このコの入院中、飼い主様が気を遣って下さり、面会時に差し入れを頂いてしまいました。


本当にありがとうございます。
ミニチュアシュナウザーの5歳の女のコで、最初、皮膚病を主訴に来院されました。
その時に、膀胱に石があるとのお話を受け、レントゲンを撮影させていただいた所、膀胱内に大量の結石が存在しているのが確認できました。

処方食による治療をすでにされていたのですが、頻尿が続いているとのことで、手術を検討されておりましたので、当院でもこの結石の量であれば手術をしてあげたほうがよいとお話しして、その日は皮膚病のお薬を処方し、手術の相談をしていただくようにしました。
その数日後、元気がなくなったとのことで再来院されました。
幸い食欲はあり、血液検査も大きな問題はなく、尿は頻尿で血尿でしたが、詰まっていることはなく、きちんと出ておりましたので、まずは点滴で全身状態を良くしてから手術を行うことにさせていただきました。
手術時の様子。

先ず膀胱を腹腔外に取り出し、お腹の中が汚染されないように、ガーゼで膀胱を取り囲んでいます。
その後、膀胱を切開し、たまっていた石を丁寧に取り出しました。

細かい石もたくさんあったので、スプーン状のへらで少しずつ取り出していきました。

その後、膀胱を洗浄し、吸収糸にて縫合しました。

その後、飼い主様の希望もあり、同時に避妊手術もさせていただきました。
摘出した結石はこちら。

手術後のレントゲン写真。

キレイに結石がなくなっていることが確認できました。
手術した次の日から頻尿、血尿がなくなり、順調に回復してくれましたので、3日後退院となりました。

お疲れ様でした。
そして、このコの入院中、飼い主様が気を遣って下さり、面会時に差し入れを頂いてしまいました。


本当にありがとうございます。
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