開業医と勤務医
[No.26] 2014/02/27 (Thu) 01:01
自分は正直最初から開業を目指していたわけではありませんでした。
勤務医として働き始めた当初は、どこか大きな病院に定年になるまで長く勤められたらいいなと漠然と思っていました。
それがだんだん働いて、いろいろなことを経験するうちに、開業へと考えが変わっていきました。
お金の問題、リスクの問題、自己実現の欲求。。。
獣医師の場合、普通に働いていれば勤務医の年収はだいたい600万程度で頭打ちになります。
それ以上となると普通ではない働き方が要求されます。
分院を任せられる、歩合制の契約をする、特殊な専門性の高い仕事をする、など。
そういった方はごく少数です。
年収600万でも十分高給だと思いますが、果たしていつまで保障されるのか。
動物病院は、せいぜい中小企業の規模のところがほとんどで、ほぼ院長のワンマン経営です。
若いうちは、どこでも雇ってもらえますが、年を取ってくると、相当なスキルがない限り、安い給料で働かされる、もしくは勤務医として働くことすらできなくなります。
結局のところ、勤務医で居続けるのも、将来のリスクを抱えることになります。
もちろん開業医は言うまでもなく、借金を抱えるのでリスクは大きいです。
開業医の平均年収も600万程度と言われているので、リスクに伴ったリターンかと言われると微妙です。
じゃあなぜ開業を選んだのか。
結局は自分のしたかったことをしたいという欲求のためです。
勤務医でいる限りは治療方針、飼い主さんへの対応の仕方、看護師さんへの指導など、どんなに自分の考えに近い病院で働いていても、細かい所で我慢しなければならない所が必ず出てきます。
自分は忍耐力はある方なので、労働時間が長いとか、精神的プレッシャーがきついとかであれば、耐えられるのですが、獣医師としての信念、倫理を問われるような時は、どうしても譲れない部分があります。
後は、今仮に死んだとして、悔いのない人生が送れたかと問われたら、確実にノーと言える自信があったからです。
マズローの要求5段階説にも自己実現欲求というものがあります。
こんな感じ。

下から4つまでは勤務医でも満たされますが、一番上の欲求は開業医でないと満たされません。
要するにワガママなんですね。。。
勤務医として働き始めた当初は、どこか大きな病院に定年になるまで長く勤められたらいいなと漠然と思っていました。
それがだんだん働いて、いろいろなことを経験するうちに、開業へと考えが変わっていきました。
お金の問題、リスクの問題、自己実現の欲求。。。
獣医師の場合、普通に働いていれば勤務医の年収はだいたい600万程度で頭打ちになります。
それ以上となると普通ではない働き方が要求されます。
分院を任せられる、歩合制の契約をする、特殊な専門性の高い仕事をする、など。
そういった方はごく少数です。
年収600万でも十分高給だと思いますが、果たしていつまで保障されるのか。
動物病院は、せいぜい中小企業の規模のところがほとんどで、ほぼ院長のワンマン経営です。
若いうちは、どこでも雇ってもらえますが、年を取ってくると、相当なスキルがない限り、安い給料で働かされる、もしくは勤務医として働くことすらできなくなります。
結局のところ、勤務医で居続けるのも、将来のリスクを抱えることになります。
もちろん開業医は言うまでもなく、借金を抱えるのでリスクは大きいです。
開業医の平均年収も600万程度と言われているので、リスクに伴ったリターンかと言われると微妙です。
じゃあなぜ開業を選んだのか。
結局は自分のしたかったことをしたいという欲求のためです。
勤務医でいる限りは治療方針、飼い主さんへの対応の仕方、看護師さんへの指導など、どんなに自分の考えに近い病院で働いていても、細かい所で我慢しなければならない所が必ず出てきます。
自分は忍耐力はある方なので、労働時間が長いとか、精神的プレッシャーがきついとかであれば、耐えられるのですが、獣医師としての信念、倫理を問われるような時は、どうしても譲れない部分があります。
後は、今仮に死んだとして、悔いのない人生が送れたかと問われたら、確実にノーと言える自信があったからです。
マズローの要求5段階説にも自己実現欲求というものがあります。
こんな感じ。

下から4つまでは勤務医でも満たされますが、一番上の欲求は開業医でないと満たされません。
要するにワガママなんですね。。。
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