犬の皮膚組織球腫について
[No.257] 2014/11/30 (Sun) 23:13
先日、1歳のミニチュアダックスのコの足先にしこりが出来たとのことで、飼い主様が来院されました。
足先を診させていただくと。。。

こんな感じの直径5mmくらいのしこりです。
念のため、悪いものじゃないかどうかを調べるため、針を刺して一部細胞を取り、顕微鏡で確認しました。

典型的な細胞が確認できました。
これは皮膚組織球腫という良性の腫瘍で、1−2歳の若い年齢で発生することが多く、このような野いちごみたいなしこりが急に皮膚の表面にできるのが特徴です。
この腫瘍は、無治療でもほとんどが2−3か月で自然と退縮していくため、特に治療を必要としません。
ただ、まれに大きくなったりすることもあり、本人が気にして舐めて化膿したりすると、手術や内服による治療が必要になってくることもあります。
今回のコも、年齢としこりの見た目から、組織球腫の可能性が高いと思ったのですが、飼い主様により確実な安心を提供するため、細胞診による裏付けをとりました。
同じような年齢、しこりの形でも、まれに肥満細胞腫などの悪性腫瘍のこともありますので、急に大きくなったり、赤くなったしこりを見つけたら、一度病院で診ていただくことをおすすめします。
足先を診させていただくと。。。

こんな感じの直径5mmくらいのしこりです。
念のため、悪いものじゃないかどうかを調べるため、針を刺して一部細胞を取り、顕微鏡で確認しました。

典型的な細胞が確認できました。
これは皮膚組織球腫という良性の腫瘍で、1−2歳の若い年齢で発生することが多く、このような野いちごみたいなしこりが急に皮膚の表面にできるのが特徴です。
この腫瘍は、無治療でもほとんどが2−3か月で自然と退縮していくため、特に治療を必要としません。
ただ、まれに大きくなったりすることもあり、本人が気にして舐めて化膿したりすると、手術や内服による治療が必要になってくることもあります。
今回のコも、年齢としこりの見た目から、組織球腫の可能性が高いと思ったのですが、飼い主様により確実な安心を提供するため、細胞診による裏付けをとりました。
同じような年齢、しこりの形でも、まれに肥満細胞腫などの悪性腫瘍のこともありますので、急に大きくなったり、赤くなったしこりを見つけたら、一度病院で診ていただくことをおすすめします。
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