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あおえ動物病院

2014年3月28日に、岡山県岡山市北区青江に新規開院した動物病院のブログです。

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止血異常について 2

昨日は血が止まる機構として、「一次止血」「二次止血」があることをお話ししました。



今日はそれを調べるための血液検査の話です。



一次止血の異常を調べるための検査では、血小板の数が正常かどうか、「血小板数」を調べます。



そして二次止血の異常を調べるための検査では、「PT」「APTT」「フィブリノゲン濃度」を調べます。



ここで、PT、APTTとは何ぞや?という話になります。



PTとはプロトロンビン時間(prothrombin time)の略で、APTTとは活性化部分トロンボプラスチン時間(activated partial thromboplastin time)の略ですが、正直名前はどうでもいいです。



要はそれぞれ調べることで、どんな意味があるのか?ということですね。



その意味を理解するには、「凝固因子」の働きを理解する必要があります。



ところで、その二次止血に必要な「凝固因子」は、全部で何個あるかご存知でしょうか?



正解は、第1因子から第13因子まで、計12個あります。



。。。うん、何も間違えていないですよ。



実は、第6因子は欠番になっております。



昔のエラい人が、見つけた順番で、1番から13番まで名前をつけたらしいのですが、なぜか途中で6番がなくなってしまったようです。



まあ、そういった歴史上の深い事情は置いといて、その計12個の凝固因子は、その働き方によって「内因系」、「外因系」、「共通系」に分けられます。



うーん、思ってたより話が長くなりそうなので、また次回に続きます。。。
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NO TITLE

R様

コメントありがとうございます。
猫ちゃんも同じ年齢のきょうだいなどでも、体格差がかなりあることが多いので、その年齢と体重だけで太りすぎだと言うのは難しいかなと思います。
ただ、気にされている通り、避妊手術した後はどうしても太りやすくなりますので、注意は必要ですね。
一般的には、皮下脂肪の付き具合、肋骨に触れるか、腰の骨に触れるか、腰のくびれはあるか。。。などによって総合的に肥満かどうかを判断するのですが、わかりづらいかもしれないので、やはりお時間あるときに一度猫ちゃんを診せていただいたほうが確実かなと思います。
また何か気になることがあれば、いつでもコメントくださいね。

NO TITLE

コメントありがとうございました。

なるほど、それぞれの体格の体重なんですね。
もう少し様子をみて増えつずけるようでしたら一度寄らせて頂こうと思います。
ご親切なご返事ありがとうございました。

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