犬の歯肉過形成に伴う口内炎について
[No.229] 2014/10/27 (Mon) 23:58
今日はご飯を食べた後に口の中を痛がるという主訴で、わんちゃんが来院されました。
触って口の中を診ようとすると怒ってしまい、どうしても診ることができなかったため、鎮静下で口腔内の精査を行うことになりました。
全体の歯を確認すると、奥の歯に歯石はかなりついていましたが、歯の露髄や齲歯(虫歯)などはなく、痛みの原因ではなさそうな様子でした。
スケーリング前。

スケーリング後。

しかし、奥歯の口腔粘膜を確認すると、歯肉が盛り上がっており、表面がびらんになっていて、口内炎になってしまっていました。

わんちゃんはネコちゃんほど口内炎は多くないのですが、このコは元々慢性的な皮膚病を患っていたので、口腔粘膜の免疫力も弱く、歯石による感染、炎症が波及したものと考えられました。
普段元気なコでも、年をとってくるにつれて免疫力も低下してきますので、その時に歯のことで困らないよう、日々のデンタルケアはしっかりしてあげたいですね。
触って口の中を診ようとすると怒ってしまい、どうしても診ることができなかったため、鎮静下で口腔内の精査を行うことになりました。
全体の歯を確認すると、奥の歯に歯石はかなりついていましたが、歯の露髄や齲歯(虫歯)などはなく、痛みの原因ではなさそうな様子でした。
スケーリング前。

スケーリング後。

しかし、奥歯の口腔粘膜を確認すると、歯肉が盛り上がっており、表面がびらんになっていて、口内炎になってしまっていました。

わんちゃんはネコちゃんほど口内炎は多くないのですが、このコは元々慢性的な皮膚病を患っていたので、口腔粘膜の免疫力も弱く、歯石による感染、炎症が波及したものと考えられました。
普段元気なコでも、年をとってくるにつれて免疫力も低下してきますので、その時に歯のことで困らないよう、日々のデンタルケアはしっかりしてあげたいですね。
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