糖尿病を紐解く2
[No.206] 2014/09/29 (Mon) 23:59
さて、今回は「持続的高血糖をはじめとする代謝異常をともなう症候群である。」ところの説明です。
前回はインスリンが血糖値を下げる唯一のホルモンだと説明しました。
そのインスリン不足により、持続的高血糖になります。
高血糖だと、血液中の浸透圧が上がります。
浸透圧というのは、生体の膜の外から水を引っ張ってくる力のことで、糖分や塩分などで、水の濃度が高くなるほど、その力は強くなります。
例えとして、ナメクジに塩をかけると縮むというのは有名な話ですね。
血管の周りには細胞があり、血液中の浸透圧が上がると、細胞から血液内に水が移動します。
そして、血液内の水はそのまま尿として体の外へ出てしまいます。
こうして尿がたくさん出るようになり、細胞内の水分は不足します。
細胞内の水分が不足している状態を、一般的に脱水と言い、脱水を起こすと、喉が渇くので水をたくさん飲むようになります。
糖尿病になると多飲多尿になってしまうのは、こういったメカニズムからなのですね。
そして次回に続きます。。。
前回はインスリンが血糖値を下げる唯一のホルモンだと説明しました。
そのインスリン不足により、持続的高血糖になります。
高血糖だと、血液中の浸透圧が上がります。
浸透圧というのは、生体の膜の外から水を引っ張ってくる力のことで、糖分や塩分などで、水の濃度が高くなるほど、その力は強くなります。
例えとして、ナメクジに塩をかけると縮むというのは有名な話ですね。
血管の周りには細胞があり、血液中の浸透圧が上がると、細胞から血液内に水が移動します。
そして、血液内の水はそのまま尿として体の外へ出てしまいます。
こうして尿がたくさん出るようになり、細胞内の水分は不足します。
細胞内の水分が不足している状態を、一般的に脱水と言い、脱水を起こすと、喉が渇くので水をたくさん飲むようになります。
糖尿病になると多飲多尿になってしまうのは、こういったメカニズムからなのですね。
そして次回に続きます。。。
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K様
コメントありがとうございます。
Sちゃん、また別の病気が見つかってしまったのですね。。。
今までもいろいろな病気が見つかり、その度に献身的な治療をされていたK様ですので、今回の新たな病気の発見は、筆舌に尽くしがたい辛さだと思います。
長い間Sちゃんの診察に携わらせて頂いた身として、自分も本当に辛いです。
ただ、現在食事療法のみということは、かなり早い段階で病気を発見することができたのではと推察します。
早期の食事療法は、内臓の機能の温存にとても効果的ですので、早期治療により、Sちゃんが少しでも長く元気な状態で過ごせたらと願っています。
コメントありがとうございます。
Sちゃん、また別の病気が見つかってしまったのですね。。。
今までもいろいろな病気が見つかり、その度に献身的な治療をされていたK様ですので、今回の新たな病気の発見は、筆舌に尽くしがたい辛さだと思います。
長い間Sちゃんの診察に携わらせて頂いた身として、自分も本当に辛いです。
ただ、現在食事療法のみということは、かなり早い段階で病気を発見することができたのではと推察します。
早期の食事療法は、内臓の機能の温存にとても効果的ですので、早期治療により、Sちゃんが少しでも長く元気な状態で過ごせたらと願っています。
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