犬の鼠径(そけい)ヘルニアについて
[No.104] 2014/06/16 (Mon) 23:50
たまたまですが、おとといと今日と、連続で鼠径ヘルニアの手術をさせて頂きました。
なので、鼠径ヘルニアについて書いていきたいと思います。
鼠径部とは後ろ足の内股の部分の所のことで、そこに「鼠径輪」という筋肉と筋肉の隙間があります。
雄の場合、生まれて間もない頃は、睾丸はお腹の中にあります。
それが、だんだんと下に降りてきて、2ヶ月くらいでおちんちんの下の玉の袋に入ります。
そのとき、玉がお腹の中から外に出る時に通るのが「鼠径輪」という穴です。
その鼠径輪という穴が、徐々に大きくなってしまい、お腹の中の脂肪や臓器が飛び出してしまっている状態を「鼠径ヘルニア」といいます。
雌も雄と同じところに鼠径輪があるので、雌もヘルニアになります。
一般的に若い時は雄に多く、年を取ると雌に多いと言われます。
ヘルニアの穴が大きいと、腸管や、子宮、膀胱が脱出することもあり、それが、ヘルニアの穴の根元で締まってしまうと、血流が途絶え、組織が腐り、致命的になります。
なので、そうなる前に手術で整復していく必要があります。
そして、先ほど年を取ると雌に多いと書きましたが、性ホルモンの影響があると示唆されています。
今回手術させて頂いたコ達も、雌で避妊していないコでしたので、再発を防ぐ意味も込めて、同時に避妊手術もさせていただきました。
そして、今日も例によって病院にお泊まりしております。
なので、鼠径ヘルニアについて書いていきたいと思います。
鼠径部とは後ろ足の内股の部分の所のことで、そこに「鼠径輪」という筋肉と筋肉の隙間があります。
雄の場合、生まれて間もない頃は、睾丸はお腹の中にあります。
それが、だんだんと下に降りてきて、2ヶ月くらいでおちんちんの下の玉の袋に入ります。
そのとき、玉がお腹の中から外に出る時に通るのが「鼠径輪」という穴です。
その鼠径輪という穴が、徐々に大きくなってしまい、お腹の中の脂肪や臓器が飛び出してしまっている状態を「鼠径ヘルニア」といいます。
雌も雄と同じところに鼠径輪があるので、雌もヘルニアになります。
一般的に若い時は雄に多く、年を取ると雌に多いと言われます。
ヘルニアの穴が大きいと、腸管や、子宮、膀胱が脱出することもあり、それが、ヘルニアの穴の根元で締まってしまうと、血流が途絶え、組織が腐り、致命的になります。
なので、そうなる前に手術で整復していく必要があります。
そして、先ほど年を取ると雌に多いと書きましたが、性ホルモンの影響があると示唆されています。
今回手術させて頂いたコ達も、雌で避妊していないコでしたので、再発を防ぐ意味も込めて、同時に避妊手術もさせていただきました。
そして、今日も例によって病院にお泊まりしております。
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