猫の全臼歯抜歯について
[No.281] 2015/01/22 (Thu) 22:36
前回とはまた別の猫ちゃんのお話です。
このコは最初、去年の9月頃に、口内炎で来院されました。
薬の内服をしていたが良くならないとのことで、口の中を診させてもらうと、奥の歯周囲の口内炎がひどく、歯石が重度についていました。
そのため、なるべく体の負担の少ない治療として、全身麻酔下にてスケーリング(歯石除去)を行い、抗生剤の内服で様子を診させていただいていたのですが、今回は歯石がそれほどついていないにも関わらず、口内炎の痛みが再発してしまいました。
なので今回は、より積極的な治療として、全臼歯の抜歯を行わせていただきました。
術前の写真。

奥の歯の周りの口内炎が重度に認められます。
術後の写真。

ちょっと痛々しいので、写真小さめで、、、臼歯をすべて抜歯しています。
抜いた歯がこちら。

前回もお話ししましたが、猫の奥歯(臼歯)は歯の根(歯根)が2本のものや3本のものがあります。
歯の根が2、3本の場合、そのままでは抜歯できないので、奥歯の見えている部分をダイアモンドバーで分割し、歯の根っこを1本ずつにしてから抜歯を行う必要があります。
なので、細かく分割した歯が多く写っています。
あとは口内炎が治まってくれることを祈るのみです。
このコは最初、去年の9月頃に、口内炎で来院されました。
薬の内服をしていたが良くならないとのことで、口の中を診させてもらうと、奥の歯周囲の口内炎がひどく、歯石が重度についていました。
そのため、なるべく体の負担の少ない治療として、全身麻酔下にてスケーリング(歯石除去)を行い、抗生剤の内服で様子を診させていただいていたのですが、今回は歯石がそれほどついていないにも関わらず、口内炎の痛みが再発してしまいました。
なので今回は、より積極的な治療として、全臼歯の抜歯を行わせていただきました。
術前の写真。

奥の歯の周りの口内炎が重度に認められます。
術後の写真。

ちょっと痛々しいので、写真小さめで、、、臼歯をすべて抜歯しています。
抜いた歯がこちら。

前回もお話ししましたが、猫の奥歯(臼歯)は歯の根(歯根)が2本のものや3本のものがあります。
歯の根が2、3本の場合、そのままでは抜歯できないので、奥歯の見えている部分をダイアモンドバーで分割し、歯の根っこを1本ずつにしてから抜歯を行う必要があります。
なので、細かく分割した歯が多く写っています。
あとは口内炎が治まってくれることを祈るのみです。
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