犬の潜在精巣(皮下陰睾 インコウ)について
[No.253] 2014/11/26 (Wed) 23:29
以前、猫ちゃんの腹腔内の陰睾の手術をブログに書きましたが、猫ちゃんの陰睾は実はそれほど多くなく、わんちゃんの陰睾の方が診る機会が多いです。
犬の精巣は出生時には腹腔内に深く潜在しており、精巣下降(精巣が陰嚢内に下降すること)が完了するのは生後約30日です。
ところが片側または両側の精巣が陰嚢内に下降しないで、腹腔内または鼠径部(内股の部分)に停留することを陰睾(潜在精巣)といいます。
今回はトイプードルのコが鼠径部の皮下陰睾になっておりましたので、そちらを手術させて頂きました。
術前の写真。

わかりづらいですが、触ると鼠径部にタマタマがあるのが確認できます。
術後の写真。

今回は皮下にありましたので、皮膚を切開するだけで、簡単に取り出すことができました。
取った精巣はこちら。

普通のコのものに比べると少し小さめです。
陰睾は遺伝しますし、放っておくと、精巣がガン化する可能性が高いので、早めに去勢手術をすることをお勧めします。
犬の精巣は出生時には腹腔内に深く潜在しており、精巣下降(精巣が陰嚢内に下降すること)が完了するのは生後約30日です。
ところが片側または両側の精巣が陰嚢内に下降しないで、腹腔内または鼠径部(内股の部分)に停留することを陰睾(潜在精巣)といいます。
今回はトイプードルのコが鼠径部の皮下陰睾になっておりましたので、そちらを手術させて頂きました。
術前の写真。

わかりづらいですが、触ると鼠径部にタマタマがあるのが確認できます。
術後の写真。

今回は皮下にありましたので、皮膚を切開するだけで、簡単に取り出すことができました。
取った精巣はこちら。

普通のコのものに比べると少し小さめです。
陰睾は遺伝しますし、放っておくと、精巣がガン化する可能性が高いので、早めに去勢手術をすることをお勧めします。
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