アナゴ君のせいだったのか?
[No.241] 2014/11/11 (Tue) 23:58
先日、5歳くらいのトイプードルのコが急性の嘔吐を主訴に来院されました。
前日アナゴを食べてしまったとのことで、その消化不良を疑い、幸い食欲は少しあるとのことでしたので、整腸剤の注射と飲み薬で様子をみてもらうことにしました。
しかし、次の日も吐き気が続くとのことで、血液検査とレントゲン検査を行いましたが、明らかな異常を認めず、一般的な整腸剤では抑えられないような重度の腸炎や膵炎を疑い、入院での点滴を行いました。
すると、入院当日の午後にはペースト状のフードを食べ、ケージから出たがって、前足でドアをガリガリするような元気さが見られたので、夜にお返ししました。
しかし、夜中にまた吐いたとのことで、再度入院点滴を行うことにしました。
その日は、点滴しているにもかかわらず、深夜から朝にかけて3回ほど吐き、状態がかなり悪化しておりました。
その日に超音波検査も行い、異物などの明らかな異常は認めませんでしたが、胃から十二指腸に、腸の動きの停滞を示唆するような液体貯留の所見を認めました。
もし、レントゲンやエコーでわかりづらい異物が原因で腸閉塞を起こしているようなら、時間が経つごとに命に関わる状態になることを飼い主様に説明し、手術の提案をしました。
飼い主様もご納得頂き、次の日に手術を行う予定にしていたのですが、幸いその日から吐かなくなり、ご飯も少しずつ食べ出しました。
結局、その後も吐くことなく順調に回復し、4日後にきれいな便が出たのを確認し、無事退院となりました。
便の中にも特に異物は見つからなかったので、やはり原因はアナゴ君だったのかなと思います。
重度の膵炎、腸炎の時は、一時的に麻痺性イレウスを起こしてしまうので、それによって腸の動きが停滞してしまっていたのかなと考えます。
何はともあれ、しばらく眠れない日々が続いたので、無事元気になってくれてホッとしました。
前日アナゴを食べてしまったとのことで、その消化不良を疑い、幸い食欲は少しあるとのことでしたので、整腸剤の注射と飲み薬で様子をみてもらうことにしました。
しかし、次の日も吐き気が続くとのことで、血液検査とレントゲン検査を行いましたが、明らかな異常を認めず、一般的な整腸剤では抑えられないような重度の腸炎や膵炎を疑い、入院での点滴を行いました。
すると、入院当日の午後にはペースト状のフードを食べ、ケージから出たがって、前足でドアをガリガリするような元気さが見られたので、夜にお返ししました。
しかし、夜中にまた吐いたとのことで、再度入院点滴を行うことにしました。
その日は、点滴しているにもかかわらず、深夜から朝にかけて3回ほど吐き、状態がかなり悪化しておりました。
その日に超音波検査も行い、異物などの明らかな異常は認めませんでしたが、胃から十二指腸に、腸の動きの停滞を示唆するような液体貯留の所見を認めました。
もし、レントゲンやエコーでわかりづらい異物が原因で腸閉塞を起こしているようなら、時間が経つごとに命に関わる状態になることを飼い主様に説明し、手術の提案をしました。
飼い主様もご納得頂き、次の日に手術を行う予定にしていたのですが、幸いその日から吐かなくなり、ご飯も少しずつ食べ出しました。
結局、その後も吐くことなく順調に回復し、4日後にきれいな便が出たのを確認し、無事退院となりました。
便の中にも特に異物は見つからなかったので、やはり原因はアナゴ君だったのかなと思います。
重度の膵炎、腸炎の時は、一時的に麻痺性イレウスを起こしてしまうので、それによって腸の動きが停滞してしまっていたのかなと考えます。
何はともあれ、しばらく眠れない日々が続いたので、無事元気になってくれてホッとしました。
スポンサーサイト