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あおえ動物病院

2014年3月28日に、岡山県岡山市北区青江に新規開院した動物病院のブログです。

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猫の疥癬(カイセン)について

今日は、ノラ猫を保護されて飼われている飼い主さんが来院されました。



皮膚病があまりにひどく、とてもかゆがっているので、なんとか治してあげたいと、切実な思いを打ち明けられました。



猫ちゃんを診せていただくと、全身皮膚炎がきつく、特に頭部と後肢が脱毛、フケ、皮膚の肥厚がきつい状態でした。



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特にひどい顔面部の皮膚を一部掻爬し、顕微鏡で調べてみると、たくさんの疥癬(カイセン)を認めました。



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中央の丸い物が疥癬(カイセン)です。




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10秒後に撮影。静止画ではわかりづらいですが、生きており、動き回っています。





疥癬(カイセン)はダニの一種で、顕微鏡でやっと見えるような非常に小さなダニです。



そのダニが、皮膚を食いちぎって、トンネルを掘りながら生活するため、猫に強い痒みを与えます。



伝染力が強く、感染しているノラ猫との接触などで、感染が広がります。



今日の猫ちゃんもだいぶ前から感染していて、痒みのあまり、頭を後ろ足で掻いているうちに、後ろ足にもダニが広がってしまったのではないかと考えられます。



慢性化しているので、治療には時間がかかりますが、ダニを駆虫する薬をしっかり使えば、痒みはなくなります。



飼い主さんも、長らく苦しめられていた猫ちゃんの原因と治療法がわかって、ほっと安心されたご様子でした。



疥癬(カイセン)は猫の頭部、耳の皮膚炎の原因として多い病気ですので、怪しい症状があれば、早めに病院で診てもらってくださいね。
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連泊中

今日も病院に泊まります。



昨日避妊手術した猫ちゃんは問題なくお返ししたのですが、今日は子宮蓄膿症のわんちゃんが来院されました。



昨日から急に陰部から膿が出てきたとのことで、朝一で連れて来られました。



エコー検査で子宮内に貯留物を確認したため、子宮蓄膿症と診断し、手術を提案しました。



子宮蓄膿症は、文字通り子宮に膿みがたまる病気で、時間が経てば経つほど、膿が体全体に悪さをして、敗血症、腎不全などを引き起こし、命を落としてしまう、非常に怖い病気です。



放っておくと、日に日にたまる膿の量が増え、状態は悪くなる一方ですので、基本的には、診断したらなるべく早く手術で取り除いた方がいいです。



幸い、飼い主さんには病気と手術の必要性を理解していただき、当院には内覧会時に一度お越し頂いていて、好印象を持っていただいていたこともあり、手術をさせていただくことになりました。



手術は無事終わり、状態は落ち着いているのですが、子宮蓄膿症は、術後3日以内の間は、血液中に残っているばい菌が悪さをして、敗血症性ショックを起こす可能性があります。



なのでその間、特に術後弱っている24時間以内は慎重に看ていく必要があります。



そんなわけで、今日も泊まっております。



余談ですが、手術後に面会して頂いた時、手術で昼食食べられてないんじゃないかと、飼い主さんからわざわざ昼食の差し入れを頂きました。



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昼食ももちろん美味しかったのですが、それよりも、わんちゃんのことで非常に心配されている中、僕の昼食のことも気遣っていただいたその心配り、感謝してもしきれません。



本当にありがとうございました。



無事3日間乗り切れるよう、わんちゃんとともに頑張りたいと思います。

今日は初の・・・

病院にお泊まりしています。



特に重傷のコが入院してるわけではないのですが。。。



実は、今日は猫ちゃんの避妊手術をさせていただきました。



まだ手術の実績がない中で、当院を選んで手術を受けていただき、本当に有り難い限りです。



手術自体は問題なく終わり、若いコでしたので、麻酔の覚醒もスムーズだったのですが。。。



当院で初めて一泊するコなので、どうしても気になってしまい、様子を見に来てしまいました。



覗いてみると、寝ているところを起こしてしまったようでした。



起こしてしまってごめんなさい。。。ゆっくり休んでね。

ノミ・ダニ予防のススメ

犬猫を飼われている方なら、既にどの動物病院に行っても耳にタコができるぐらい、ノミダニ予防については聞かされているかと思いますが。。。



大事なことなので、一度記事にしておきたいと思います。



本日、南区の泉田にお住まいの方が愛犬にノミが付いていたと、予防薬を購入しに来られました。



ここ最近急に暖かくなってきましたし、青江周辺は特に用水路が近いせいか、いろいろな虫の発生が早いと思います。



なので、まだ予防されていない方は、今すぐにでも始められた方がいいと思います。



ノミダニに感染されるとどうなるか。。。



ノミの場合、噛まれたところが皮膚炎になる、ノミを愛犬、愛猫が食べてしまうと瓜実条虫(サナダムシ)が腸内に寄生する、などがあります。



ただこれは、もしなってしまっても、しっかり治療すれば治ります。



マダニの場合、最悪死ぬ可能性があります。



バベシアという寄生虫をご存知でしょうか?



マダニに噛まれることで、血液内の赤血球という細胞に寄生し、重度の貧血を引き起こす原虫です。



確立された治療法がなく、様々な薬で駆虫を試みますが、死亡率は50%にもなるという報告があります。



そして、2009、2010年の全国アンケートの結果でも、岡山県はバベシア感染が多い県と考えられています。

 バベシア
犬バベシア感染症に関する全国アンケート調査




なので、岡山県にお住まいの方は、フィラリア予防と同じレベルで、ノミダニ予防を考えて頂きたいと思います。








さて、気になる予防薬ですが、一番メジャーなのは首の後ろの皮膚に垂らすタイプの薬です。



それ以外には、最近業者が推しているのは、フィラリア、ノミダニ両方予防できる飲み薬があります。



確かに、フィラリアとノミダニは予防時期がほぼかぶっているので、1つの薬で両方予防できると楽かもしれませんね。



他にも、飲み薬でノミダニだけを予防する薬、垂らすタイプでフィラリア、ノミ予防ができる薬などいろいろあります。



飲み薬だと、警戒してうまく飲ませられないコは垂らす薬、垂らす薬だと皮膚が弱くて赤くなってしまうなら飲み薬にするなど、そのコそのコによって使い分けてあげるといいですね。



予防効果はどの薬もほぼ100%だとメーカーが保障しています。



ホームセンターなどで、類似品が安く売られていますが、効き目が弱いので、動物病院できちんと処方された薬を使って頂きたいですね。

狂犬病ワクチン集合注射の打ち上げ

昨日の夜は、ホテルの会場で、狂犬病ワクチン接種の集合注射の打ち上げ会があったので、参加させていただきました。



といっても、開業して間もないので、集合注射には参加できなかったのですが。。。



獣医師会の先生方となかなか話をする機会がないということで、会長の中村先生にお声をかけて頂いた次第です。



診療時間の関係で、参加が少し遅れてしまったのですが。。。



先生方が気さくに話しかけてくださったおかげで、いろいろな話を伺うことができました。



よくよくお話させて頂くと、前に勤めていたアツキ動物医療センターの関連で付き合いがあった先生がいらっしゃったり、同じ高校出身の先生がいらっしゃったりと。。。



実はいろいろな接点があったということを知って、嬉しく思いました。



これからも、こういった集いがあれば参加させて頂き、少しずつ繋がりを広げられればいいなと思います。

「わんぱーく」さん

皆さんは、毎年何頭の犬猫が保健所や愛護センターで処分されているかご存知でしょうか。



「県内だけでも年間3000頭以上、全国では年間22万頭が殺処分されています。

しかも処分費用は私たちの税金で賄われています。

県内だけでも年間、何千万という税金が犬猫の処分に費やされているのです。」


ワンパーク通信

わんぱーく通信vol.2より



10年ほど前に読んでいた、「ワイルドライフ」という獣医マンガでは、年間63万頭が全国で殺処分されていると書かれていたので、ずいぶん減ったとは思うのですが。。。



まだまだ、救いの手が必要な状況です。



そんな中、NPO法人の「わんぱーく」さんは、これまで行政から250頭以上の処分寸前の犬猫を引き取り、新しい飼い主さんを探すというボランティア活動をしています。



本当にすごいことだと思います。



そして、お忙しい中、その代表の方が挨拶に来られ、「近くに動物病院ができて助かる」と言ってくださったので、、、



当院でも微力ながら、保護されている犬猫の健康に関して、全力でサポートさせていただきたいと思い、現在進行形で治療させて頂いております。



なかなか一人では、保健所に行って、処分寸前の犬猫を引き取って世話をするというのはハードルが高いと思います。



なので、こういう頑張られている団体さんをサポートするという形で間接的にでも、理不尽に処分されてしまう動物たちを減らしていけたらと思います。



もちろん、一番はそういった犬猫を出さないことですから。。。



当たり前のことですが、飼われているわんちゃん、ねこちゃんは最期までしっかりと面倒をみる、望まない交配を防ぐために去勢、避妊をするなど、命に対してしっかりと責任を持つ必要がありますね。

ついに岡山に・・・っ!!

あの大先生が講演にお越しくださるみたいです。



自分と同じ大学出身ということもあり、非常に尊敬している大先輩の先生の一人です。



その大先生とは・・・っ!!







林修 岡山





林修先生ですっ!!



・・・



完全にミーハーです。本当にありがとうございました。



このチラシ、うちの子供が小学校からもらってきたのですが、なんと講演日時(水曜日夜)が当院の休診時間に合わせてくれているかのようです。



しかも800円という非常にリーズナブルな価格。



まさに「いつ行くか? 今でしょ!」のフラグが立っている状態です。



急患の方が来られなければ、ぜひ行ってみたいと思います。





しかしながら、冗談抜きで、林先生はすごい先生だと思っています。



難しい物事をシンプルに非常にわかりやすく伝えるスキル。



獣医療でも「インフォームド・コンセント」という言葉が流行っていますが、難しい病気を飼い主さんに噛み砕いてわかりやすく説明することが、いかに難しいかを痛感しています。



当たり前のことですが、病気の理解がないと、特に治療が長期化する場合、その後の治療へのモチベーションが保てないですし、治療方針への不安も出てきます。



林先生は難解な現代文の文章を、まるで単純な数学の公式に当てはめるかのような形で、わかりやすく生徒に伝えています。



言葉の選び方、間の取り方、たとえの使い方など、すべて計算し尽くされており、とても勉強になります。



日々悩み、模索中ですが、少しでも林先生の講義のレベルに近づけるような「インフォームド・コンセント」を目指しています。



生の講演で、少しでもそのエッセンスを吸収したいと思います。

犬の歯槽膿漏について

先日、M.ダックスのコが目の下から膿が出ているという症状で来院されました。



よく見てみると、重度の歯石がついており、それが原因で、歯の根元が膿んでしまっている状態でした。



実は犬はヒトと比べて非常に歯石が付きやすく、歯石はばい菌の塊ですので、放置しておくと、歯周病になってしまいます。



軽度の場合は、歯石を取る処置で良化しますが、今回のように、根元が膿んでいる場合は、抜歯が必要になります。



そして、犬の抜歯にはどうしても全身麻酔が必要になります。



このコは13歳と高齢でしたので、麻酔のリスクの不安もありました。



まずは、血液検査、レントゲン検査で内蔵の異常がないことを確認し、その上で、飼い主さんと相談した結果、全身麻酔下の抜歯処置を希望されました。



全身麻酔下での写真。

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上顎の一番太い歯(第四前臼歯)に重度の歯石と、歯根膿瘍によって、皮膚に穴が空いていました。



一番太い歯は、根元もしっかりしているので、抜歯もかなり大変です。



根気強く丁寧に抜歯を行い、他の歯の歯石取りも行いました。



処置後。

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だいぶ綺麗になりました。



反対の歯も同様に。。。



これぐらいだったものが。。。

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これだけキレイになりました。

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麻酔から覚めた頃。

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お疲れ様でした。



念のため3日後に傷口を確認させてもらったのですが、ほぼわからないくらいきれいになっていました。

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治って本当によかったです。



ただ、このまま何もしないでおくと、また1年後には歯石がだいぶついてしまうため、今後は歯磨きを少しずつでもしていく必要がありますね。

猫の膀胱炎について

猫は非常に膀胱炎になりやすい動物です。



当院でも膀胱炎を疑う猫ちゃんが多く来院されています。



症状は

・トイレの回数が増える
・おしっこをしようとしてもなかなか出ない
・いつもと違う場所でおしっこをする
・おしっこの時、痛がる
・おしっこが赤い、血が混じっている
・陰部をしきりになめる

などがあります。



原因の6割は、特発性膀胱炎といって、ストレスなどが引き金となり、濃い尿の刺激によって炎症が起こると考えられています。



そのような場合は、ストレスをかけないような生活や、水分多めに与えるなどで、症状が治まることが多いです。



ただ、それで治らない場合は別の原因を疑います。



その次の原因として多いのが、尿路結石症です。



膀胱の中に石があることで、膀胱粘膜を損傷し、膀胱炎を引き起こしてしまうのです。



ある程度の大きさの石があれば、エコーやレントゲン検査でわかるのですが、砂のような状態の場合はわからないことが多いです。



そういった場合は、尿検査で尿を直接みることで、結晶があるかどうかを調べます。



ただ、膀胱炎を起こしている猫は、頻尿で膀胱内に尿がたまっていることがほとんどないので、尿検査自体を行うことが難しいです。



そういった場合は、石を溶かす処方食があるので、それを食べてもらいながら、改善するかどうかを見ていきます。



ただ、猫ちゃんはその性質上、犬よりも処方食の変更が難しいことが多いので、いつも心苦しい思いをしつつも、飼い主さんに提案しています。。。



しかも、その処方食を食べている間は、間食は何もできない、したら処方食を食べている意味がなくなってしまうので・・・



何か他にいい方法はないかなあといつも考えている次第です。。。



今後結石を溶かすいい薬が出てくるといいですね。

プッチ来襲(春の健康診断、胆のうの話)

昨日、今日と、京都に暮らしているうちの姉と飼い犬のトイプードルのプッチが遊びにきました。



今日午前中に来院された方は、変なおじいさんがトイプードルを抱いてじっと座っており、異様な光景だったのを目にしたと思うのですが。。。



あれはうちの親父でした。



うちの姉に頼まれ、昨日、今日と昼休み中に、プッチの健康診断を行っていました。



別の病院で、胆のう内がドロドロしてるように見えると言われたらしく、血液検査と超音波検査で特に胆のうを詳しく調べてみたのですが。。。



結果は異常なしでした。よかったね。



検査異常なしでほっとしている(?)様子。

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フィラリア検査も問題なかったので、薬を渡し、混合ワクチンも3年ほど打ってなかった(獣医師の身内らしからぬ行為)ようなので、ワクチン接種も済ませ、帰っていきました。



ところで、胆のうって何なんでしょう?



肝臓の中に存在する袋状の臓器で、胆汁と呼ばれる消化酵素を貯めています。



胆のうは十二指腸とつながっており、主に脂肪を分解するために胆汁を十二指腸内に分泌しています。



プッチの例ではないですが、ワンちゃんは意外と胆のう内に胆泥といって、泥のようなものが溜まりやすいです。



中には、胆のう粘液嚢腫といって、胆汁液がゼリーみたいに固くなって、流れなくなってしまうコもいます。



そういった状態をほっておくと、黄疸や胆のう破裂を引き起こし、致死的な状態になってしまいます。



しかも厄介なことに、つまってしまうギリギリのところまで、外見上症状としては出てきません。



異常を早期発見するには、ヒトと同じように、定期的に健康チェックとして、超音波検査や、血液検査で確認する必要があります。



なので、この時期、フィラリアや狂犬病予防で病院に行く機会があると思いますので、特に8歳以上の高齢のワンちゃんは健康診断を一緒に受けられてみたらいかがでしょうか。



胆泥の早期発見は、負担のない治療、処方食で悪化を避けることが可能なことが多いです。



当院でもフィラリア検査の採血のついでに血液検査をしたり、胆のうなどの異常をみる超音波検査といった、健康診断をおすすめしていますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。

犬の皮膚病(食物アレルギー)について

4月も半ばになり、だんだん暖かくなってきて、過ごしやすい季節になりました。



ただ、皮膚の弱いわんちゃんにとっては、これからの季節、梅雨などは、皮膚が蒸れやすくなったり、ノミ、ダニ感染が出てきたりとつらい季節になりがちです。



ホームページでもお伝えしましたが、青江近辺にお住まいのかたは特に、虫の発生が早いため、ノミダニ予防やフィラリア予防など、早めにされることをおすすめしています。



ただ、そういった予防をしっかりしていてもなお、アトピー性皮膚炎のコはかゆみが出てしまいます。



アトピー性皮膚炎の原因は、僕ら人間と同じように、体質的なもので、環境中のホコリ、ダニ、雑草、花粉など、ありとあらゆる物質に皮膚の免疫が過剰に反応してしまうのです。



環境中のもの以外で、食物に反応してしまうコもいます。



そういったコは食物アレルギーといい、主に食物中のタンパク質に免疫が反応してしまいます。



症状が初めて出たのが1歳未満、季節性がない(年中いつもかいている)などの場合は特に食物アレルギーを疑います。



皮膚の症状の出る場所も特徴があり、目、耳、口の周囲、足先、肛門周り、背中に出やすいです。



食物アレルギーの場合は原因となっている食物を食べさせなければ、症状は収まります。



ただ、原因となる食物は千差万別でそのコそのコによって変わるため、なかなか特定するのが難しいです。



特定できなくても、病院用の処方食の、タンパク質をアミノ酸レベルまで分解してあるフードだけを食べていれば、食物アレルギーは治まります。



なので、治療的には食物アレルギーの場合は、とりあえずそのフードだけをずっと食べていれば十分です。



ただ、食物アレルギーは先ほども書きましたが、若いコが圧倒的に多いです。



その後の長い人生、ずっとその限られた食事だけというのはあまりにかわいそうな気がします。



なので、その食事の選択肢を増やす意味で、アレルギー検査をすすめることもあります。



外注検査なので、費用がかかりますが、血液検査でアレルギーになりやすい主要なものについてアレルギーがあるのかどうか調べることができます。



先日調べさせていただいた、1歳未満の柴犬のコも、最初飼い主様は鶏肉のアレルギーを疑われて、食事を鶏肉の入っていないものに変更していたのですが、調べてみたら、鶏肉は大丈夫で、実は変えたフードに入っていた玄米がアレルギーでした。



そうした場合、鶏肉は与えても大丈夫という安心感が芽生えますので、食の楽しみを与えてあげることができます。



治療方針は様々あり、獣医師の考え方や、飼い主様のペットを取り巻く環境などによって選択肢は山のように考えられますが、病気を突き止めるだけでなく、その後のペットのQOL(生活の質)を上げられるような検査があってもいいと自分は考えています。



もちろん皮膚病は、アレルギー以外にも様々な疾患がありますので、アレルギーを疑われている方も、一度病院でしっかり皮膚の診察を受けていただければと思います。

処方食

今日は共立製薬さんから、商品サンプルという名の処方食セットが開業のプレゼントとして届きました。



非常にありがたい。。。本当にありがたいのですが。。。



量が半端ないくらい届きました。



全部でダンボール9箱。1箱1箱びっしりです。



犬用の処方食。ほんの一部です。

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狭い病院なので置き場所に困るところですが。。。



なんとか収納できました。






それはそうと、ここ数年で処方食はかなり進歩したと思います。



以前は形状や種類、味も限られたものしかなく、1つの処方食がダメだったら、食事療法をあきらめるしかありませんでした。



最近はいろんな種類のものが、各メーカーで販売されているので、1つの処方食がダメでもいろいろなバリエーションで試すことができます。



しかも処方食は、薬と違って副作用が全くないので、好んで食べさえしてくれれば、非常に効果的です。



そんなわけで、今までいろいろな処方食を使わせて頂いたのですが、その中で一番すごいと思った処方食がこれです。




ロイヤルカナン 猫用 消化器サポート(可溶性繊維)


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別にプレゼントして頂いたから持ち上げているわけではありませんよ。



猫は犬と比べて非常に便秘になりやすいです。



特に太ってる猫ちゃんはなりやすいので要注意です。



便秘を放置しておくと、だんだん食べられなくなって、岩のように便が硬くなり、便が出ない状態が続くと命にかかわることもあります。



そういった場合は浣腸などで便を排出させるのですが、一度便秘になった猫ちゃんは、とても再発しやすいです。



なので、再発予防のために処方食を使うのですが、この処方食が出る前までは、猫の便秘に特化したフードがなく、他メーカーの食物繊維多めの処方食を使っていました。



しかし、それだけだと再発してしまうことが多く、下剤として、ワセリンやラクツロース、ラキソベロンなどの薬を併用していました。



下剤は効くのですが、長期的に使っていくと猫の負担になります。



そんな中、この消化器サポートが出て、使い始めてから、驚くほど便秘の再発が減り、下剤に頼る頻度も減りました。



なので、この処方食は猫の便秘予防には非常に効果的だなと実感しております。



ただ、病気の状態によっては処方食が使えないケースもあります。



処方食を使用する際には、当たり前のことですが、かかりつけの先生とよく相談してから使用してくださいね。

猫のカゼについて

開院してから1週間が経ちましたが、今のところ、若干ですが、猫ちゃんを診させて頂く機会の方が多いです。



この辺りはマンションが多いので、比較的猫ちゃんのほうが飼いやすいというのもあるのかもしれません。



その中で、カゼをひいてしまい、3日間食欲がなくなってしまった猫ちゃんを診させていただきました。



鼻づまりがひどく、ご飯の前で匂いは嗅ぐしぐさをするけど食べない状態です。



猫ちゃんの場合、食欲の大部分が嗅覚に依存しているので、鼻がつまると急に食べなくなってしまうのです。



幸い、カゼの治療の注射で、翌日にはご飯を食べてくれたみたいで、一安心でした。



ただ、何日も食べない状態が続くと、自分で治ろうとする体力や免疫力がどんどん失われていくため、場合によっては命に関わるケースになることもあります。



ヒトでも同じですが、早めに治療していくことが大事ですね。



あと、猫のカゼは、ほぼウイルスによるものですので、混合ワクチンを年1回接種することで、カゼの重篤化を防ぐことができます。



カゼのウイルスは感染力が強いので、あらかじめワクチンで予防しておくと安心です。



ワクチンの効力は1年で切れてしまうので、仔猫のとき接種したきりでずっと打たれてない方など、ワクチン接種を忘れないようにしてあげてくださいね。

開院してから

少しづつですが、飼い主様にお越し頂いており、本当に有り難く感じております。



また暦も4月になり、だんだん暖かくなってきました。



春は予防の季節です。



予防治療としては、代表的なものとして、狂犬病ワクチン、混合ワクチン、フィラリア予防、ノミダニ予防があります。



飼い主さまにとってはやることが多く大変ですが、ペットたちが病気で苦しまないようにするために、ぜひ忘れないように行っていただければと思います。



当院でも出来るかぎりのことをさせて頂きたいと思っています。



お気軽にご相談下さい。





また、開院後もお花を頂きました。



こちらの物件をご紹介頂いた、青江土地倉庫様から。

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前の勤め先のアツキ動物医療センター様から。

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前回頂いたかわいい植木です。


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前回のブログで写りが悪かったので、改めて載せさせて頂きました。



皆様本当にありがとうございました。
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