新しく
[No.297] 2015/04/14 (Tue) 22:44
ブログサイトを作ってみました。

http://aoe-vet.com
というのも、ブログを書く上で、色々な他業種のブログを読んで参考にさせていただいているのですが、その中で「WordPress」で書かれたブログは、レイアウトが良く、とても読みやすいなぁと感じていました。
(FC2ブログにこんな事を書いていいのか?とも思いましたが、あくまで個人的な意見なのでご容赦を。)
ただ、「WordPress」を使うには、レンタルサーバーが必要とのこと。。。
費用がかかるので悩みましたが、よりよいブログを書いて、当院に興味を持ってくださる飼い主様が増えれば、費用以上の効果になるっっ!。。。はず、と思い、勢いでレンタルサーバー&独自ドメインを取得しました。
そして、2、3日くらいで出来たのが、新しいブログサイトです。
以前、ブログのコメントで、「どこで問い合わせしたらいいかわからなかったのでコメントに書きました」的なコメントを頂きましたので、問い合わせフォームなども入れてみました。
まだ制作途中ですが、徐々にブログの更新は新しいサイトに移行したいと思っていますので、ご迷惑をおかけしますが、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m

http://aoe-vet.com
というのも、ブログを書く上で、色々な他業種のブログを読んで参考にさせていただいているのですが、その中で「WordPress」で書かれたブログは、レイアウトが良く、とても読みやすいなぁと感じていました。
(FC2ブログにこんな事を書いていいのか?とも思いましたが、あくまで個人的な意見なのでご容赦を。)
ただ、「WordPress」を使うには、レンタルサーバーが必要とのこと。。。
費用がかかるので悩みましたが、よりよいブログを書いて、当院に興味を持ってくださる飼い主様が増えれば、費用以上の効果になるっっ!。。。はず、と思い、勢いでレンタルサーバー&独自ドメインを取得しました。
そして、2、3日くらいで出来たのが、新しいブログサイトです。
以前、ブログのコメントで、「どこで問い合わせしたらいいかわからなかったのでコメントに書きました」的なコメントを頂きましたので、問い合わせフォームなども入れてみました。
まだ制作途中ですが、徐々にブログの更新は新しいサイトに移行したいと思っていますので、ご迷惑をおかけしますが、今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m
スポンサーサイト
避妊していない犬が、最もなりやすい腫瘍は
[No.296] 2015/04/10 (Fri) 23:50
先日は、10歳齢のコーギーの女のコの手術をさせて頂きました。
そう、乳腺腫瘍ですね。
飼い主様が発見され、徐々に大きくなってきているのを心配されて、来院されました。
その日の触診では、右の第5乳腺と、左の第5乳腺に1カ所ずつ見つかりました。
右が1.5cm、左が0.5cmくらいの大きさでした。
ちなみに犬の乳腺腫瘍に関して、WHO(世界保健機関)で分類されているTNM分類とステージ分類というものがあります。
まず、TNM分類についてですが、Tは原発腫瘍の大きさに対する分類です。
犬の場合は、T1が直径3cm未満、T2が直径3−5cm、T3が直径5cm以上です。
Nは領域リンパ節(鼠径、腋窩リンパ節)の転移があるかどうかです。
N0が転移なし、N1が転移ありです。
Mは遠隔転移があるかどうかで、M0が転移なし、M1が転移ありです。
Nの有無は触診、画像診断、細胞診などで調べての診断、Mの有無は画像診断や血液検査などで判断します。
そのTNM分類によって腫瘍の悪さを分類しているのがステージ分類になります。
ステージ1 T1 N0 M0
ステージ2 T2 N0 M0
ステージ3 T1〜T3 N1 M0
ステージ4 T1〜T3 N1 M1
当然ですが、ステージが進むごとに予後は悪くなります。
そして、T1の場合は12か月後の再発率は30%、T2、T3の場合は12か月後の再発率は70%というデータがあります。
それと照らし合わせると、今回のコは、T1N0M0のステージ1だから、T1のうちに手術をしたほうが、再発率も低いと考えられます。
後は、避妊手術を同時にするかどうかですが、今のところ、可能であれば避妊もした方が、残存乳腺の腫瘍の発生が抑えられるという考え方が主流ですが、明らかに腫瘍の再発率が下がったというエビデンスもないため、悩むところです。
今回は避妊手術は飼い主様が希望されなかったので、乳腺腫瘍のみの摘出となりました。
後は、乳腺腫瘍あるあるですが、手術時、毛を刈ったら小さな乳腺腫瘍が隠れていた、ということもよくあります。

今回も右の第4乳腺に小さな腫瘍が隠れており、そちらも同時に摘出させて頂きました。

術後の写真。
取った組織になります。

麻酔の覚醒も問題なく、一泊入院後、無事退院となりました。
お疲れさまでした。

もちろんTNM分類やステージ分類は、あくまで腫瘍の大きさや転移の有無だけをみたときの分類なので、病理組織検査で良性、悪性の診断は必要です。
後は良性であることを祈るばかりです。
おまけ。
飼い主様が手芸をされている方らしく、手作りの品を頂きました。

とても可愛いですね。
本当にありがとうございます。
そう、乳腺腫瘍ですね。
飼い主様が発見され、徐々に大きくなってきているのを心配されて、来院されました。
その日の触診では、右の第5乳腺と、左の第5乳腺に1カ所ずつ見つかりました。
右が1.5cm、左が0.5cmくらいの大きさでした。
ちなみに犬の乳腺腫瘍に関して、WHO(世界保健機関)で分類されているTNM分類とステージ分類というものがあります。
まず、TNM分類についてですが、Tは原発腫瘍の大きさに対する分類です。
犬の場合は、T1が直径3cm未満、T2が直径3−5cm、T3が直径5cm以上です。
Nは領域リンパ節(鼠径、腋窩リンパ節)の転移があるかどうかです。
N0が転移なし、N1が転移ありです。
Mは遠隔転移があるかどうかで、M0が転移なし、M1が転移ありです。
Nの有無は触診、画像診断、細胞診などで調べての診断、Mの有無は画像診断や血液検査などで判断します。
そのTNM分類によって腫瘍の悪さを分類しているのがステージ分類になります。
ステージ1 T1 N0 M0
ステージ2 T2 N0 M0
ステージ3 T1〜T3 N1 M0
ステージ4 T1〜T3 N1 M1
当然ですが、ステージが進むごとに予後は悪くなります。
そして、T1の場合は12か月後の再発率は30%、T2、T3の場合は12か月後の再発率は70%というデータがあります。
それと照らし合わせると、今回のコは、T1N0M0のステージ1だから、T1のうちに手術をしたほうが、再発率も低いと考えられます。
後は、避妊手術を同時にするかどうかですが、今のところ、可能であれば避妊もした方が、残存乳腺の腫瘍の発生が抑えられるという考え方が主流ですが、明らかに腫瘍の再発率が下がったというエビデンスもないため、悩むところです。
今回は避妊手術は飼い主様が希望されなかったので、乳腺腫瘍のみの摘出となりました。
後は、乳腺腫瘍あるあるですが、手術時、毛を刈ったら小さな乳腺腫瘍が隠れていた、ということもよくあります。

今回も右の第4乳腺に小さな腫瘍が隠れており、そちらも同時に摘出させて頂きました。

術後の写真。
取った組織になります。

麻酔の覚醒も問題なく、一泊入院後、無事退院となりました。
お疲れさまでした。

もちろんTNM分類やステージ分類は、あくまで腫瘍の大きさや転移の有無だけをみたときの分類なので、病理組織検査で良性、悪性の診断は必要です。
後は良性であることを祈るばかりです。
おまけ。
飼い主様が手芸をされている方らしく、手作りの品を頂きました。

とても可愛いですね。
本当にありがとうございます。
手術件数を数えてみた
[No.295] 2015/04/07 (Tue) 23:58
最近は急に暖かくなってきたと思ったら、今日はまた寒くなっていたりと気温の変動が激しいですが、皆様、体調を崩されないようお気をつけ下さい。
さて、無事1周年を迎えられたということで、この一年、どのくらい手術をさせていただいたのか、集計してみました。
結果は以下の通りです。
2014年
4月 3件
5月 6件
6月 15件
7月 16件
8月 18件
9月 31件
10月 31件
11月 39件
12月 35件
2015年
1月 42件
2月 41件
3月 38件
計 315件
手術の内容は、以下の通りです。
犬の去勢(皮下、腹腔内隠睾含む)、避妊手術
猫の去勢(腹腔内隠睾含む)、避妊手術
犬の抜歯、スケーリング(歯石取り)
猫の抜歯(全臼歯抜歯含む)、スケーリング(歯石取り)
犬の臍ヘルニア
犬の鼠径ヘルニア
犬の会陰ヘルニア
犬の膀胱結石
犬の子宮蓄膿症
猫の子宮蓄膿症
猫の帝王切開
猫の斷尾
犬の体表マス取り
犬の乳腺腫瘍
猫の橈尺骨骨折
猫の椎体骨折
犬の上腕骨骨折
犬の腸骨翼骨折
過去のブログを振り返って頂ければわかると思いますが、1つ1つの手術に様々なドラマがありました。
正直な所、1年目からここまで手術をさせて頂けるとは思っておりませんでした。
若輩者の自分に、大切なペットを信頼して任せてくださったすべての飼い主様に感謝します。
それにしても、1月は最初の1週間くらい手術0だったような気がするのですが、気付けば42件手術していたことに驚きです。
だんだんと、病院に泊まることがデフォルトになりつつあります。
ちなみに今日も有り難い事に、手術をさせて頂きましたので、お泊まりコースです。
2年目も、1つ1つの手術を大事に積み重ねていきたいと思います。
さて、無事1周年を迎えられたということで、この一年、どのくらい手術をさせていただいたのか、集計してみました。
結果は以下の通りです。
2014年
4月 3件
5月 6件
6月 15件
7月 16件
8月 18件
9月 31件
10月 31件
11月 39件
12月 35件
2015年
1月 42件
2月 41件
3月 38件
計 315件
手術の内容は、以下の通りです。
犬の去勢(皮下、腹腔内隠睾含む)、避妊手術
猫の去勢(腹腔内隠睾含む)、避妊手術
犬の抜歯、スケーリング(歯石取り)
猫の抜歯(全臼歯抜歯含む)、スケーリング(歯石取り)
犬の臍ヘルニア
犬の鼠径ヘルニア
犬の会陰ヘルニア
犬の膀胱結石
犬の子宮蓄膿症
猫の子宮蓄膿症
猫の帝王切開
猫の斷尾
犬の体表マス取り
犬の乳腺腫瘍
猫の橈尺骨骨折
猫の椎体骨折
犬の上腕骨骨折
犬の腸骨翼骨折
過去のブログを振り返って頂ければわかると思いますが、1つ1つの手術に様々なドラマがありました。
正直な所、1年目からここまで手術をさせて頂けるとは思っておりませんでした。
若輩者の自分に、大切なペットを信頼して任せてくださったすべての飼い主様に感謝します。
それにしても、1月は最初の1週間くらい手術0だったような気がするのですが、気付けば42件手術していたことに驚きです。
だんだんと、病院に泊まることがデフォルトになりつつあります。
ちなみに今日も有り難い事に、手術をさせて頂きましたので、お泊まりコースです。
2年目も、1つ1つの手術を大事に積み重ねていきたいと思います。
平成27年度の狂犬病予防接種
[No.294] 2015/04/02 (Thu) 23:12
祝一周年
[No.293] 2015/03/28 (Sat) 21:08
有り難い事に、今日で開院してちょうど一年になりました。
この一年間、長かったようで、あっという間に過ぎ去ったようにも感じます。
多くの飼い主様たちやペットたちとの出会いに恵まれ、たくさんの心ある方々に支えられて、なんとかここまでやってこれました。
当院に関わってくださったすべての方に、この場を借りてお礼申し上げます。
今後とも、末永く見守ってくだされば幸いです。
そして今日は、懇意にしてくださっている飼い主様より、お祝いのケーキetc.を頂いてしまいました。


それと、ぱぐこ様からはイオン消臭機を頂いてしまいました。


こんな感じで受付で活躍させたいと思います。

本当にありがとうございますm(_ _)m
そして1年たったということで(?)、ようやくGoogle先生に認識してもらえるようになりました。
googleストリートビューにて。

Googleマップ
一年前はほか弁さんの画像でした。
http://aoeanimalhospital.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
わーいわーい。
・・・冗談はさておき、この一年はどうなるのか、多少の不安もありますが、1つ1つの出会いや診察を大切に積み重ねていきたいと思います。
この一年間、長かったようで、あっという間に過ぎ去ったようにも感じます。
多くの飼い主様たちやペットたちとの出会いに恵まれ、たくさんの心ある方々に支えられて、なんとかここまでやってこれました。
当院に関わってくださったすべての方に、この場を借りてお礼申し上げます。
今後とも、末永く見守ってくだされば幸いです。
そして今日は、懇意にしてくださっている飼い主様より、お祝いのケーキetc.を頂いてしまいました。


それと、ぱぐこ様からはイオン消臭機を頂いてしまいました。


こんな感じで受付で活躍させたいと思います。

本当にありがとうございますm(_ _)m
そして1年たったということで(?)、ようやくGoogle先生に認識してもらえるようになりました。
googleストリートビューにて。

Googleマップ
一年前はほか弁さんの画像でした。
http://aoeanimalhospital.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
わーいわーい。
・・・冗談はさておき、この一年はどうなるのか、多少の不安もありますが、1つ1つの出会いや診察を大切に積み重ねていきたいと思います。